シマノBR-R451に交換しようとして失敗したお話し
GIANT DEFY3(2012)に付いていたテクトロR340というキャリパーブレーキをシマノBR-R451に交換しようとして失敗した人間のお話しです。
テクトロR340(実はR540)には、P453というブレーキシューが付いています
、このブレーキシューをシマノR55C4というブレーキシューに交換したところ、「グニュ~」から「シュー」と制動力が上がり、ブレーキが効くことが実感できました。
TEKTRO R340のP453ブレーキシューをシマノR55C4に交換したお話し
このままでも全然良いのですが、シマノ公式の情報から、SHIMANO ST-2300 デュアルコントロールレバーの互換性のあるブレーキを調べてみたところ・・・BR-R451があったのです。
シマノST-2300デュアルコントロールレバーに互換性のあるブレーキを調べてみた
シマノ製のロングアーチのキャリパーブレーキに交換したら、更に(ブレーキシューはR55C4に交換します。)制動力が上がるのか試してみたかったのです。
このBR-R451取扱説明書を参考に取り付けます。(ブレーキという命に関わる重要部品のため、取り付けに不安な場合は自転車専門店に相談されるのがよろしいと思います。)気になったのが、以下の文言です。
沈頭ナットタイプのブレーキには、ナットが6回転以上かみ合う適切な長さの沈頭ナットを使用し、再組立てのときには、ネジ部に封着剤(緩み止め接着剤)を使用してください
BR-R451取扱説明書
ゆるみ防止のため、より安全を考えて、ねじロックも使用しました。
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交換作業を開始して、途中でブレーキのインナーエンドキャップがないことに気が付きました。
10本もセットはいらないと思って、調べたところ繰り返し使えるインナーキャップを見つけました。
そして・・・キャリパーブレーキを自転車のフレームに取り付けが完了して、ワイヤーを固定しようとしたところ、ロングアーチになった影響で、ワイヤーの長さが足りん!ドーン!(この時は長さが足りないと思い込みました・・・。アーチを握り込めば付きます。)更に、R540に付いていたブレーキのアウターキャップ本体がBR-R451のケーブル調整ボルトの穴に入りません。
これはきっとまだテクトロのキャリパーブレーキを使いなさいということでしょう。
ブレーキワイヤーを交換する気力はないため、結局、テクトロのR340に戻しました・・・
繰り返し使えるブレーキインナーキャップ取り付けできました。使い捨てではないのでエコだと思います。
付け方はこれが参考になります↓
使い捨てはもう古い!KCNC新型エンドキャップ シフトケーブルとブレーキケーブル用
後日、アーチを握りながらであれば、ワイヤーを固定することができることに気が付き、フロントを取り付けます。
しかし、取り付け方が悪いのか、センタリング調整ネジ、ケーブル調整ボルトを動かしても、アームがあまり動かんのですよ。(説明書通り、アーチを握りこんでシューをリムに強く当てた状態で規定の締め付けトルク8~10Nmでセットしたはずなのですが・・・)
結局、またテクトロR340+R55C4の組み合わせに落ち着きます。
もうメルカリでBR-R451売ってしまうかと思ったのですが、何とかちゃんと動作するように取り付けたいのです。とりあえずリアの取り付けに再チャレンジです。
R540に付いていたブレーキのアウターキャップ本体のケーブル調整ボルトの穴にアウターキャップを取り付けるため、ジャグワイヤーのブレーキアウターキットを買いました。
しかし、アウターキャップの外径がケーブル調整ボルトの穴より大きくて入りません。
ならば、シマノのロードバイク用のブレーキのアウターキャップなら入るだろうと、特に調べもせず、100個セットを買います。(100個もいらないのですが、単品で売ってほしいです。1800円で購入したので、1個当たり18円です。)
本当に100個入っているのか、確かめるとちゃんと100個入ってました。
疑ってごめんなさい。シマノさん。
外径をデジタルノギスでシマノのアウターキャプを計測してみると、5.7mmでした。
ジャグワイヤーのブレーキアウターキャップの外径も計測してみると、5.7mmです。
ん!? これ入らないのでは・・・案の定入りません。
ブレーキのアウターキャップの外径の長さも色々種類があるようですね・・・以下は直径5mmです。
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BR-R451のケーブル調整ボルトの穴には、アウターキャップを取り付けるものと思い込んでいたのですが(元々付いていたテクトロR540キャリパーブレーキには付いてました。)、よくよく説明書のイラストを見ると、アウターキャップは付いていません。そして、アウターキャップについて全く言及されていません。
Googleの画像検索で自転車本体のフレームに取り付けられたBR-R451のいくつか画像を見てみると、アウターキャップ付いてないんです。
【BR-R451】ブレーキの性能は安全性に直結します (フロント画像)
シマノの他のキャリパーブレーキはどうなんだろうと、デュアルピボット キャリパーブレーキのディーラーマニュアルを見てみると、P16にブレーキのノーズ付きアウターキャップについて書かれていますが、ケーブル調整ボルトの穴へのアウターキャップの取り付けについては書かれていません。(ブレーキアウターキャップの明確な役割がよくわかりません。理由まで書いてません・・・)そのため、付けなくて良いと判断しました。
アウターケーブル作ってみたのですが、インナーケーブルが広がっていて(ケーブルを固定している部分)入りません・・・
結局、交換するのが面倒になり、冒頭でお伝えしたようにR540+R55C4の組み合わせでブレーキ効くようになっため、BR-R451はフリマアプリで売って終わりです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。