BTSはアメリカで本当に人気があるのか調査した結果

yahoo知恵袋で「BTSって本当にアメリカでも人気あるんですか?ほとんどのアメリカ人は興味なさそうですけど。」と質問があります。

回答者は、「「ほとんどのアメリカ人は興味なさそう」それはその通りですね。」

と回答しています。

しかし、これは個人的な意見のため、根拠がありません。データによる裏付けを得るため、Googleサーベイで調査することにしました。

BTSは、日本のジャニーズのアイドルのように若い男性が歌って踊ってパフォーマンスをしているので、「アメリカ全体で人気があるのではなく、もしかするとアメリカのごく一部の女性(10代~30代)を中心に人気があるのではないか」説を唱えます。果たしてどうでしょうか?

私が知りたいのは、アメリカ全土の幅広い世代の認知度、人気度です。

先生!

本アンケート調査での「人気」の定義は何でしょうか?

音楽なので、どれくらいの頻度で聴かれているかです。

2022年6月BTSは、新アルバム「Proof」をリリースしたり、

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ホワイトハウスを訪問したり、活動休止?、ソロ活動の宣言をしたり、数々の話題を提供して注目されていたかもしれません。

実際、グーグルトレンドでアメリカにおいてキーワード「BTS」がどれくらい人気があったのか調べてみると、
2022/6/12~16までは、「80」と高かったことがわかります。(最高値は100です。)

また、地域別に該当キーワー「BTS」」の人気度が高かったベスト3を確認すると、1.ハワイ州、2.ネバタ州、3.カリフォルニア州でした。ベスト1のハワイ州は、wikipediaによると、人種構成(2010)アジア系 38.6%がもっとも多いです。ベスト2のアメリカ合衆国の西部に位置するネバタ州は、人種構成(2010)アジア系 7.2%で少なかったのですが、隣接するカリフォルニア州のWikipediaは、以下の記述があります。

アジア系アメリカ人は440万人と推計され、国内のアジア系人口1,310万人の約3分の1がカリフォルニア州に住んでいることになる。

Wikipedia カリフォルニア州

ネバタ州とカリフォルニア州は、隣接しているのでアジア系の人たちが行き来している可能性があると思います。なんだか、これだけ見ると、アジア系の人たちがメインでBTSを聴いて、推している可能性が高い気がしてきました。

調査方法

質問内容は、以下の期間内にどれくらいの頻度で聴いていたかを質問にしました。

▼質問

How often did you listen to BTS music from June 1st to June 26th, 2022?

あなたは2022年6月1日~6月26日までBTSの音楽をどのくらいの頻度で聴きましたか?

▼回答(回答選択肢をランダムの順序で表示)

I listened to it every day in a week.

1週間に毎日聴いた。

I listened to it 5-6 days a week.

1週間に5~6日聴いた。

I listened to it 3-4 days a week.

1週間に3~4日聴いた。

I listened to it 1-2 days a week.

1週間に1~2日聴いた。

I hardly listened to it.

私はほとんど聴きませんでした。

I did not listen at all.

全く聴かなかった。

I don’t know bts.

私はBTSを知りません。

▼対象地域

アメリカ全土

▼対象年齢

全年齢(18歳~65歳以上※この範囲でしか設定できません。)

▼母数

257,881,440人(2021年7月1日時点アメリカ合衆国の人口(18歳~65歳以上)

アメリカ政府の公式サイト(米国国政調査局)のアメリカの人口統計のデータを確認すると、2021年7月1日時点の人口推計は、「331,893,745人」です。

18歳未満は、「22.3%」です。

「331,893,745人」×0.223=「74,012,305人」(小数点以下切り捨て)

18歳未満を除く人口は、257,881,440人(331,893,745人-74,012,305人)です。

▼回答数

1502件

▼サンプルサイズ計算

標本サイズ計算 – SurveyMonkey

母集団のサイズ:257,881,440人

信頼サイズ:95%

許容誤差:3%

上記サンプルサイズ計算ですと、誤差3%以下のアンケート調査になっています。

調査結果

↓アンケート結果ページへ飛びます。

BTSはアメリカで本当に人気があるのか調査した結果

今回の調査方法でアメリカ人(18歳~65歳以上)の84.8%は、BTSに興味ないかもしれない可能性が確認できました。

バイアスを取り除き、重み付けのプロセスを通じた、1502人の回答者のうち、

「I did not listen at all.(私はまったく聴きませんでした。)41.9%」「I don’t know bts.(私はBTSを知らない。)32.4%」「I hardly listened to it.(私はほとんと聴きませんでした。)10.5%」合計84.8%でした。

先生!

重ね付けとは何ですか?

よくわかりません!しかし、グーグルサーベイチームの方が以下のように答えてくれました。

これは、Googleサーベイが回答者を動的にターゲットにして、 推測された人口統計(年齢、性別、地理)を使用してインターネット人口の人口統計と一致させるためです。

グーグルサーベイチーム回答

実際の回答数1502に対して、重ね付けをしているので、母集団全体(257,881,440人)で「I did not listen at all.」と41.9%が答えるであろうということです。

また、この調査を同じ方法で何度も繰り返した場合、95%の確率で回答「I did not listen at all.」39.4%~44.4%の結果が得られます。(ツールの許容誤差は、分散の+/- 2.5%を示しています。誤差に関するヘルプセンターの記事。

反面、個人的には、結構聴かれていると思いました。

I listened to it every day in a week.(1週間に毎日聴いた。)3.9%

I listened to it 5-6 days a week.(1週間に5~6日聴いた。)3.1%

I listened to it 3-4 days a week.(1週間に3~4日聴いた。)3.9%

I listened to it 1-2 days a week.(1週間に1~2日聴いた。)4.3%

合計15.2%います。

単純に母数(257,881,440人)に合計15.2%を掛けると、39,197,978人(小数点以下切り捨て)というたくさんの人たちが2022年6月1日~6月26日に最低でも週1回以上は、BTSを聴いていたことになります。

また予想外だったのが、BTSを聴く人たちが女性より男性の割合(あくまで推測です→推測された人口統計)が多いことです。例えば、「I listened to it every day in a week.」の回答者の男女別の割合は、男性2.88%、女性1.06%でした。

この調査結果どう思いましたが?

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