Amazonで購入した格安3Dプリンター(KING ROON 3DP180)をレビューします
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アマゾンで購入した格安3Dプリンター(【Amazon広告】KING ROOM 3DP180)(購入当時¥17,999)です。
品質面で不安でしたが、当時Amazon’s Choiceでおすすめされていた商品なので買ってみました。
目次
組み立て
商品の組み立ては、以下の説明書の通り簡単です。
1.本体を押し入れる→2.ネジを6個締める→3.モーターケーブルを押し入れる
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電源
電源は220V、110Vを選択できます。日本国内では家庭用コンセントには、100Vが供給されているため110Vを選びます。
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付属品の電源ケーブルが3Pプラグであることが判明します。しかも曲っています。
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ラジオペンチで真っ直ぐに直します。
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変換アダプターTH-32で2Pに変換して使用します。
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レベリング
レベリングは、素材が出力されるノズルと青色のプラットフォーム間の距離を0.1mm~0.2mmにします。厚さ(0.1mm)紙をノズルと青色のプラットフォーム間に入れて、Tネジ、黄色のナットを回して調整しました。
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実際に造形してみた
同梱物のテスト素材のPLAフィラメント(茶色)で3Dデータ上5.1mmの正方形を造形してみます。
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説明書と同じ基本パラメーター設定です。(レイヤーの高さ0.2mmを推奨)出力完了してみると、5.1mmの綺麗な正方形は出力されませんでした。
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家庭用の3Dプリンターで寸法精度の高い造形は難しいのかもしれません。(調整がうまくいっていない可能性もあります。)
ネコ
続いて、Thingiverse(3Dプリンター用のフリーSTLデータが多く提供されています)というサイト内にあったネコのフィギアを造形します。
Cali Cat – The Calibration Cat
基本パラメーターの設定は標準のままです。
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結果、PLAフィラメントの糸を引いてぐちゃぐちゃです。設定の条件を変えれば解決できるかもしれません。
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コロナウイルス接触感染防止用ツール
続いて、コロナウイルス接触感染防止用のツールを印刷してみます。不特定多数が触るドアノブを開けたり、ボタンを押したりする時に使います。「Savegrabber」という名称です。類似品だとダイソーで売っているノータッチフック(NO TOUCH HOOK)です。
ネコのフィギアでは、糸を引いてしまったので対策として、押出機の温度を5〜10度下げてみてください。と以下のページに書いてあったので、試しにPrinting temperatureを215℃から210℃に下げて造形します。
https://www.simplify3d.com/support/print-quality-troubleshooting/stringing-or-oozing/
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_549/https://yajin.blog/wp-content/uploads/2020/08/Savegrabber_rd-1024x549.png)
印刷してみると糸引きが少なくなった気がします。また実際に使ってみると、ドア開けたり、電気のボタン押せます。強度的に問題なさそうです。
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これを造形しているときにPLAの素材がなくなったのですが、その素材が切れたことを感知して自動的に停止くれるといった機能は付いていません。素材がなくなっても、そのまま印刷を実行し続けます。そのため、素材がなくなりそうなタイミングを見計らって素材の取り付けが必要です。(後日、MiG29を造形した時、自動的に止まりました。)
ピカチュウ
続いて、ピカチュウを造形します。元のサイズだと素材が足りなくなってしまうかもしれないため、Scale X、Y、Zを0.5(50%)の大きさに縮小して造形します。
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結果、右耳は再現できず、尻尾は糸引きまくりでお化けみたいになりました。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_768/https://yajin.blog/wp-content/uploads/2020/08/ピカチュウ-1024x768.jpg)
ネコの上にピカチュウを乗せて遊びます。ピカチュウの尻尾は、落として折れました・・・
自宅でものづくりできるのは楽しいです。
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MiG-29ファルクラム
ソ連の戦闘機です。
黒と茶色が混在しているのは、途中で【Amazon広告】PolyMax PLAに交換したからです。
特徴として衝撃強度は、一般的なPLAの8〜9倍、ABSと比較しても約20%強化されているそうです。
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プラモデルみたいパーツがくっ付いた状態で造形されるためニッパでパチパチ外します。
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青色のホッドベッドに引っ付いて取れないので、小さいマイナスドライバーで剥がします。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_768/https://yajin.blog/wp-content/uploads/2020/09/mig29_2-1024x768.jpg)
F16ファイティングファルコン
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![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://yajin.blog/wp-content/uploads/2020/09/F16-1024x576.jpg)
青色のホッドベットに付着していた裏面が白くなってます。これはホッドベッドの温度を25℃に下げることで白っぽくなるのを抑えることができます。
Polymaker Polymax PLAの底面が白っぽくなってしまうのでホッドベッド温度を下げて造形した結果
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_576/https://yajin.blog/wp-content/uploads/2020/09/F16-2-1-1024x576.jpg)
どう見ても設定がヘボいだけだと思う
コメントありがとうございます。
基本的にプリンター、素材のマニュアルに記載があった
標準設定のままにしています・・・
もし可能であれば、具体的にどこの設定を変えれば良く
なるかアドバイスいただけたら幸いです。
そちらの設定で試してみてブログに公開します。
特にこれがぐちゃぐちゃなので、これが何とかならないものかと
思っています・・・・
https://yajin.blog/2020/08/10/try-to-make-m4-magazine-adapter-for-next-generation-electric-gun/